【手相】天下筋を持つ人物


手相占いで「天下筋」という相がある。

手相界の常識では「気が強く、運を切り開く。
天下を取る相。」とか言われている。

織田信長、豊臣秀吉などにもあったとされて
いるが真偽は不明だ。

そしてこの相、残念な事に、

どの解説書を見ても、
実際とは少し乖離を感じる事が多い。

そもそも
「運命線が手の下から上まで突き抜けてる人」
の絶対数が少ないために、

ちゃんとデータが集積されてないのかも知れない。


子供の時から、

のらりくらりと趣味で手相を見てきたが、

私が大人になるまでにお目にかかった天下筋は

せいぜい2~3人だった。

(細い線や、途切れ途切れの線の人は除く。)


大人になってからは、

より頻繁に天下筋を持つ方に出会えるようになった
ものの、やはり稀で、

「きっとこの人はそうだろう!」とピンと来ても、
実際に手を見せてもらったら 
全く天下筋がないというパターンがほとんどだった。

なので私自身、あまり実物を知らない。



少ない経験ではあるが、私が感じてきた事を書く。


天下筋をもつ人達は、

子供の頃からおおむね20代の前半までの若い時代に、

非常に しんどい経験を積んでいる。

人とはちょっと違うユニークな環境に揉まれ、
紆余曲折があるので、話を聞くと面白い。

放浪、

亡命、

奇病・難病、

特殊な事件に巻き込まれる、

社会的拘束をうける、

格闘の世界に身を置いている、

など。


そのせいか、実は意外とトラウマにまみれていて、
通常はあまり過去を語りたがらない。

そして普段はむしろ前向きな姿勢でバリバリと働く人
が多いため、見た目からは過去の苦労も想像できない。

何かにつけて要領も良く、合理性を重視するため、
せっかちすぎて他人を置き去りにしかねない部分もある。


この線を持つ人物には、外見的な共通点が全くない。

貧弱体質、太型、西洋的な顔、東洋的な顔...。

強いて言えば男性が多く、女性は極めて稀だ。


生まれ故郷から離れた土地との縁が強く、

新しい土地で1から信用を構築して、

それを足がかりに独自の人間関係を展開するのが得意だ。


生家は資産家か、名のある血筋かも知れない。

本人が「貧乏な生家だった」と証言しても、
あまり真に受けない方がいい。
幼少期からのトラウマやコンプレックスのせいで
自分の過去や実家のことを隠したがるし、
生家を離れて自分なりに苦労しながら
キャリアを形成していくタイプが多いので
「貧乏人だった」という部分だけは、
ある意味真実と言えなくもない。

とにかく天下筋の人は、
自分の生家の情報を出したがらない傾向が強い。

また、生家の家業を継ぐことも嫌がる。
(実際に継ぐ人もあるが、基本的には家から出ていく)

生まれつき、独立独歩が性に合っているのかも知れない。

独立気質が高いため、
他人の能力に対しても厳しい面があるが、
自分の能力のことも過小評価しがちだ。

(過小評価してしまうのは、
幼少期のコンプレックスのせいか)


また、「筋が通ってない」とか「不公平」な話が大嫌いで、
筋のためには目上との喧嘩もいとわない人が多い。
反骨精神の現れだろうか?

基本的に精神エネルギーの強い人である。
「努力すれば豊かになれる」と信じている、
ある意味ドリーマーでもある。

もし普段は温和な人であっても、ひとたびスイッチが
入れば猛烈な実行力を発揮し、いかなる困難にも挑んで
いくし、その時の彼の辞書には「不可能」の字が
存在していないように見える。

意思が非常に強いので、誰にも曲げられない。


また勉強がよく出来る。
ただし学校の勉強ではなく現実的な社会勉強の方だ。
だから適応力やマネジメント能力があり、逆境に強い。
高齢になっても持ち前の知識欲で、前例がない事に
チャレンジするし、いつも周囲から頼られている。


目下の面倒見が良く、目下にマメに接したり、
良くコミュニケーションを取るところも特徴的に思える。
気が強いキャラだが、下からの信頼はしっかり厚い。

障害はあれどそれを乗り越えていくため、
青年期の苦労とは反対に高齢になるほど
経済的には安定する傾向が強い。

それは、目下からの信頼が厚く、
目下の人達が良く支えてくれるからでもある。



外見や、行動パターンからは想像しにくいが、
精神世界を極めようとする傾向がかなり強い。
若いうちから自分の使命について真剣に考え、
やがて「老後には出家しようかな~」などと
言い出すような一面がある。


海外との縁も強い。
持ち前の勘と要領の良さで、異文化の相手にも
臨機応変に対処できるため、外国人と良く親和する。
最近はよく「多様性」という言葉を見聞きするが、
彼等こそ、多様性のある文化で勝者たりえる。

まぁ総じて、生きていく能力が高い手相だと言える。

(この件についてはまた何か思い出したら順次追記する)

ちなみに、ただ運命線がまっすぐ通っているだけの人は、
たまにはいるが、その中でも
「針金で刻んだように強くて長い天下筋」ともなると、
そうそうお目にかかれるものではない。
見た目がどんなにパッとしなくても、非常に強い精神力と
独自の人脈を構築している人である。

もし女ならば、
男社会の業界においてもバリバリやっていく。

私が出会った中で、天下筋を持つ女性は、
当時まだ若かったが政治家だった。

今でこそ女性の若い政治家はめずらしくなくなったし、
むしろ女性である事がかえって売りになる時代だが、
私が会ったのは15年ぐらい前のことだから、
相当な偏見や性差別の壁に当たって、苦労されたに違いない。

親が政治家などという後ろ盾のある人ではなく、
これぞまさに天下筋という、分かりやすい事例だった。

いずれにせよ、情熱的で目下の面倒見が良い人であるから、
出会えたら是非とも仲良くしたい。


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