【インド占星術】人物背景を読む重要さ


占う対象人物の「実家がどんな家なのか?」
また
その人物が「実家でどのような立場か?」が分かれば、
その人の運勢が劇的に解読しやすくなる事がある。

そうした人物背景を知るには、
ドワダシャムシャ(分割図 D12)を見るのも良い手だ。

以下に、2つの実例を挙げる。



代々続く、格式が高い家系の、
後継ぎのドワダシャムシャを見てみた。

9室の支配星が1室に在住している。
これは家柄の良さを示すと言われている。

しかも彼の場合、9室の星座が獅子座。
獅子座は「威厳をもつ者・統治する者」の象徴である。

これの支配星が、本人を示す1室に在住する。
本人は後継ぎになりたくなかったと言っているが、
やはり後を継ぐのは、
彼以外に考えられなかったと思う。



別の人のケースのドワダシャムシャも見てみる。

木星高揚によるハンサヨーガがあり、
土星高揚によるシャシャヨーガがあり、
月は満月で、
金星はラージャヨガカラカと、
かなりの好条件がそろっている。

この人の実家は、
学識の高い家系として近所で知られている。
しかしとても庶民的な雰囲気も持っており(土星)、
当主の智慧を借りるべしと、近所の人がよく出入り
している。
人々の相談に乗る、マジメで庶民的な人物である。
その信頼の厚さで、この家は財を呼び寄せている。



上の2例とも、
本人のラーシやナバムシャを見ただけでは、
そこまでは読み取れない。

特に1例目は、正直、ご本人のラーシ&ナバムシャ
はあまり良くない。
そのうえチャートで観る限り、子孫運もそうとう
悪い印象だった。
にも関わらず、ドワダシャムシャ(分割図 D12)
だけは明らかに良い。

以上を総合的に判断すると、
この家は将来的に、
この人を最後に大きく傾く運命なのかも知れない。
栄枯盛衰、時代の流れというのもあるから、家の
権威が失墜する事が必ず不幸だとも言えないが、
この人物の場合は子孫運が悪すぎることから、
「前途多難」だと言わざるを得ないだろう……。

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