【ちょこっと雑談】パワーストーンを考える


パワーストーンは詐欺と言えるか?

パワーストーンは「1つの信仰」として、
心理面に鎮静剤的なやすらぎを与える存在に
なっている上、
心理的な抵抗を和らげるために
ファッション性の高いものや、
カジュアルな雰囲気のものも増えている。

また、
きれいな色の石には不思議な魅力があり、
心をときめかせてくれる。

そうした心理的な作用を知った上で
愛用するぶんには、特に問題はなく、
詐欺でもないと考える。


一方で、最近は
「パワーストーンはただの石」という言葉が
一部で流行っており、時々SNS上で議論に
なっているようだ。

そこで色々と考えてみた。

「ただの石」。

この言葉は恐らく、
本当に何の審美性もないただの石を、
「特別なパワーを宿している」とか
「霊的な存在だ」と言って

異様な価格で石を販売している業者に対する
言葉だと思われる。

ドストレートに言って、霊感商法。

その域に行ってしまうと、
もはや審美性など関係ない。

信者は、
宝石としての価値がほとんどない濁った石に、
目には見えない不思議なパワーを求め、
何十万~何百万とお金を投じる事になる。

石自体も ろくでもないが、
デザインも ろくでもないので、
市場価値はほぼゼロだ。
明らかに、値付けがおかしいのである。


まともな商品なら、
ノーブランド商品であっても
素材の輸送費から、製造費(装飾品にしあげる手間)、
在庫管理の費用から、事務関係の費用まで、
人件費をすべて計上しても
数千円ていどの値段にはなるのが自然なので、
おおむね一桁万円までなら、それは詐欺とは呼べない。

そして、

石の質が良、宝石としての価値がある場合や、
有名なデザイナーがデザインしている場合などは、
ブランド価値や、美術的な価値が付加される上に
周辺の素材にもこだわるため(メッキよりは純金など)
ぐっとお値段は上昇するだろう。
そういった、値付けの経緯が明確なものは、良品である。
お金に困った時には、多少、街で換金できる事だろう。

その上、「これは縁起がいい石ですよ」などと言われれば、
まぁ悪い気はしない。

人間は、縁起が良い物に囲まれていると、
どんなに信仰心がうすい人でも、
少しは気分が上がるものである。


結論、
そのパワーストーンが詐欺か、詐欺でないか判断するには、
その商品の「物理的な経緯」と「素材の質」と「値段」との
バランスを純粋に考えてみると良い。


「念」とか「波動」とかは、いったん切り捨てて考えよう。


「ただのアクセサリーじゃなく、パワーストーンっていう
切り口で売り出した方が、キャッチーだから売れやすいだろう」
ていどのノリで、
妥当な商品を、妥当な値段で売ってるだけの事もままある。



ところで。

神社には良く、何の変哲もない、汚い巨石が まつってある。

日本には古くから、岩にも石にも神様が宿るという
信仰があるためだ。

■それに関してご興味がある方は、ぜひ
こちらのサイトなど参照にされると良いだろう。
https://tripeditor.com/379291



また昔は、空から隕石が降ってくると、
その石を「神」とあがめて、
それを原材料に剣や刀をつくり、祭事に用いる
なんて事もあった。(日本だけではない)


また、石材を思いどおりに加工できるのは
職人の高い技術があってこそで、
その国の文明の高さ(技術の高さ)を象徴するものでもあった。

宝飾品に用いる石や金銀の加工技術だけではなく、
特に「木造建築の技術」が高度に発達する以前の古代では、
大きな施設を作るためには「石材を自由自在に用いる技術」が
必須で、そうした技術を持つ人達は非常に優遇され、社会的に
地位が高かったと言われている。


石の見た目の美しさに、
プラス 
高度な加工技術、
あるいは
その石の来歴(空から降ってきたなど)、

それらがあいまって、
石はどんどん神聖なものへと昇格していったのかも知れない。



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