【易】「山風蠱3爻」は、結局どう改革すれば良い?
山風蠱(さんぷうこ)3は、 それまでの腐敗を大胆に改革すべき卦と言われている。 それまでの腐敗とは一体何かと言うと、 ずっと続いてきた悪習慣や、 身の丈に合わない借金など、 見て見ぬふりをしてきたせいで膨張してしまい いよいよ限界に達した「失敗事」の事である。 しかし、この卦が自分に出てきても、 何が言いたいのかイマイチ 理解できずにいた。 そこで海外の易者の解釈まで調べてみた事がある。 おかげで非常にしっくりくる、すなわち、 その時の自分の状況にピッタリ合てはまる解釈へと行きついた。 山風蠱3が意味する「親の負債(親の失敗)」とは、 山風蠱2の負債とは少しタイプが違い、 精神的なものに及ぶらしい。 (山風蠱2は、もっぱら物質的な負債だが) それまで自分が信じてきた精神性(価値観)が、 大きな負債になっている、 だからそれを大胆かつ早急に改めよ、 と言うのである。 価値観を改める事は、性格を改める事にも等しい。 極めて大変な作業だ。 何よりも、それまでずっと周囲に示してきた 自分の主張を180度変えねばならない所が、 どうにもカッコが悪い。 当然、 「今までと、まるで言う事が違うじゃないか」とか 「やってる事があべこべだ」と揶揄してくる者が出てくる。 そして、やってる本人も、急に方針転換した自分の姿を 最初は恥ずかしく思うに違いない。 例えば、 「金より人情だ!」と散々言っていた人間が、急に 「金が一番大事!」と言い出すような事だろう。 なのでまぁ、どうしても悔いる部分が出てくる。 しかしそれでも、信念を変えるのが正解だと 山風蠱3は言っている。 また山風蠱3の説明としてピッタリな、 論語に出てくる有名な言葉がある。 「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」 (あしたにみちをきかば、ゆうべにしすともかなり) どういう意味だろうか? この言葉は、一般的には、 「朝に人としての大切な道を悟る事ができたなら、 もうその晩に死んでしまっても心残りはない」 と解釈されがちだが、本来は違うらしい。 「朝、本当に正しい生き方に気付いたのなら、 朝令暮改のごとく、その日のうちに生き方を変えて構わない」 それが元々の意味だと説明する学者がいる。 もう少し詳しく解説してみよう。 「夕べに死す」のは誰かと言えば、 「山風蠱3」で言う「父」である。 そして、 「山風蠱3」に...